誇り高き秩父のおとこしたち

歴史と伝統を厳格に重んじることを信条として
秩父夜祭りの屋台を曳航されておられます
中町様より新規の秩父夜祭り揃い紬(正絹)の
ご注文をいただきました。
職人一同より、心からの御礼申し上げます。
八幡さまで皆が仕事の無事を祈りまして
秩父の宝でございます
この道一筋。66年の秩父銘仙(絹織り布)の
名工中の名工のおそめさんが
魂をこめまして織りあげ中でございます。
御年81歳のおそめさんには
御両親の代からお世話になっております。
重要有形民俗文化財でございます秩父夜祭りで
地場産のお着物をつくる織元も弊社が最後の一軒でございます。

秩父の織元が
秩父夜祭り揃い紬を手掛ける時、
それは日頃からお世話になっております秩父の皆様へ
ご恩をお返しをする場と考えております。

町会様をはじめ、斉藤スクリーンさん。田中捺染さん。逸見織物。
地元の和裁の職人さんたちと皆で力を合わせてつくります。
もちろん養蚕農家さんや糸屋さんの日々、絶え間ない努力への感謝も共に秩父夜祭りで結実いたします。
誇り高き秩父のおとこしたちがまとうお着物でございますから。

我々3人合わせて238歳ですので
5年~10年のサイクルで御注文いただきます
伝統の夜祭り揃い秩父紬の歴史は幕を閉じまして
これが最後の仕事かとぞんじます。
これまでお世話になりました各町会の皆様へ
御礼と感謝を申し上げます。